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ACSLとA.L.I./安全なドローン運搬システム構築で連携開始

2020年11月19日/IT・機器

自律制御システム研究所(ACSL)とA.L.I. Technologies(A.L.I.)は11月17日、安全なドローン運搬システムの構築に向け、連携を開始すると発表した。

両社はドローンの物流産業という配送以外にも、ドローン利活用の多様化によって「モノを運搬する」ニーズ拡大を実感しこれに着目。この連携によって、ACSLの産業用ドローンのハードウェアテクノロジーとA.L.I.のソフトウェアテクノロジーを組み合わせることで、運搬システムの信頼性向上と商用利用に向けた実用化を早期に確立することが可能となる。

既に具体的なクライアントニーズも獲得し、来年度の早期商用化を目指す。

ACSLは、これまで物流・インフラ点検・災害領域での産業用ドローンを社会実装することで、様々な現場の課題を解決してきた。中型ドローンであるACSL-PF2及び小型ドローンであるMiniを開発しており、あらゆる環境、課題に合わせてカスタマイズすることで、市場を拡大してきた。さらに、2020年8月に中期経営方針「ACSL Accelerate 2020」を公表し、2022年の有人地帯上空での目視外飛行(レベル4)に関する規制整備が整う見通しの中で、よりセキュアで信頼性の高いドローンの開発・量産化を推進している。

A.L.I. は昨年11月大型の資金調達を実施しており、出資した多くの事業会社とオペレーションが始まっている。社内で機体の開発・カスタム対応を行う体制を有しており、顧客のフィードバックを元に独自の機体開発にも力をいれている。ACSLとの連携によって高品質な運搬システム構築を早期に実現し、新たな社会実装に向けたメイドインジャパンのドローンシステムを確立させることが可能となる。

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