センコーグループホールディングスは12月1日、総合卸売・小売事業を行う「寺内」の全株式を取得し、11月30日にグループ化したと発表した。
寺内は、個人会員100万人を有する会員制の卸売・小売業の老舗企業で、仕入れ先は大手メーカーなど約1500社との取引がある。大阪・中央区に商業ビル「ファンビタウン」4棟、福岡・博多にも1棟を構え、主に服飾雑貨、ブランド品、衣料品、日用雑貨、バラエティ雑貨、化粧品や食品などを幅広く販売。また、生活雑貨「クロワッサン」ブランドなどの店舗を25店展開し、さらにはネットストア販売も行っている。
センコーGHDは、寺内のグループ化で、寺内の会員に対してライフサポート事業が手掛ける老人ホームや介護、保育などのサービスを提供、寺内の扱う豊富な商品をセンコーグループ従業員や顧客に対して提供することなど、多様なシナジーを生み出していく。また、寺内は、センコーグループの持つ物流ノウハウを活用して事業の効率化や新たなサービスの開発などに繋げていく考えだ。
センコーグループは、企業理念である「人々の生活を支援する企業グループ」として、生活者向けの物販機能を充実させ、グループ事業のさらなる強化、拡大を目指すとしている。
■寺内の概要
本社所在地:大阪市中央区南久宝寺町1-9-13
資本金:5100万円
創業:1947年2月7日
設立:1960年2月3日
事業内容:会員制の装飾品・服飾雑貨等の総合卸売・小売、生活雑貨小売
事業所数:(総合卸売・小売事業)ビル計5棟
(小売店事業) 計25店舗
「クロワッサン」 15店舗
「Jaca Jaca」 2店舗
「LA VIE DE CROISSANT」8店舗
従業員数:599名(2020年8月31日時点)
センコーGHD/健康事業拡大へ甲府市の介護事業者をグループ化