商船三井は7月15日の海の日に、次世代を担う子供たちに船と海を身近に感じてもらおうと、LNG燃料自動車船BLUEシリーズの2隻目となる「TURQUOISE ACE(ターコイズ エース)」の船内見学会を開催した。
日本船主協会と協力し実施したもので、日本財団や国土交通省などが推進する「海と日本プロジェクト」の一環。
見学会はコロナ禍の影響により2019年から中断されていたが、5年ぶりの開催となった。抽選で選ばれた小中学生親子を含む約500名が参加し、全長約200mの巨大な自動車船に乗り込んだ。
参加者はブリッジ(船橋)や船内居住区エリア等を見学し、船員から船や海運業についての説明を受けた後、船倉(貨物スペース)で車の積み付けのデモンストレーションを見学した。
また、東京国際クルーズターミナルでは、多くの子どもたちが操船シミュレーターを体験操作したり、GHG削減効果のある硬翼帆式風力推進装置「ウインドチャレンジャー」の模型を見学したりとイベントを楽しんだ。
見学会には商船三井グループ役職員約200名が運営陣として集結。参加した子どもたちから「船の大きさと船内の広さに驚いた」、「自動車をとても狭い間隔で積みつける様子に感動した」、「船長さんの話が聞けて嬉しかった」などの感想が寄せられたという。
商船三井グループでは、企業市民活動を「BLUE ACTION for ALL」と名付けており、事業活動を通じた社会貢献に加え企業市民活動に取り組むことで、持続可能な社会の実現を目指している。