関通が1月14日に発表した2021年2月期第3四半期決算によると、売上高67億7900万円(前年同期比27.4%増)、営業利益2億1000万円(19.3%増)、経常利益1億8400万円(19.8%増)、四半期純利益1億3400万円(28.7%増)となった。
セグメント別では、物流サービス事業の売上高は67億1165万2000円(前年同期比27.2%増)、営業利益は相対的に発送運賃比率の高い顧客の出荷個数の増加にともなう売上原価の増加に加え、クラウドトーマスの導入前倒し、物流センターの新設等に係る先行費用が影響し、2億1761万1000円(0.9%減)となった。
主なサービスであるEC・通販物流支援サービスでは、既存の顧客のEコマースでの販売強化により順調に出荷数量が増加し、また新規の顧客の獲得も堅調に推移したこと等から、首都圏では物流センターの満床時期が想定より早まり、2020年10月に東京第3物流センターを新設する等、新規の顧客獲得のための体制整備を推進した。
ソフトウエア販売・利用サービスにおいては倉庫管理システム「クラウドトーマス」を中心に、新規のお客様の獲得が引続き堅調に推移した。
通期は、売上高92億7000万円(27.0%増)、営業利益4億3200万円(48.6%増)、経常利益3億9500万円(54.6%増)、四半期純利益2億4800万円(45.6%増)を見込んでいる。