三井E＆S造船は1月18日、千葉工場で建造していたシンガポールOCEAN JADE社向けの8万7000重量トン型ばら積み貨物運搬船「オーシャン ジェイド（OCEAN JADE）を完成し、引き渡した。
＜オーシャン ジェイド＞
同船は、北米・南米大陸河川域の水深が浅い港湾での大容量穀物積載を主眼とし、同時に石炭や鉄鉱石、ボーキサイトのトレードにも対応可能とすることで、優れた配船自由度を実現している。
主機関には、MARPOL NOx排出規制（TierIII）を満たした電子制御エンジンを搭載。SOx排出規制強化に配慮し、燃料油の切り替えに対応できる複数の燃料タンクを有している。
また、新開発の省エネ船型と省エネ装置を採用しており、高い輸送効率を実現。SOLAS条約の新騒音コードに対応し、船員の労働環境向上も図っている。
■OCEAN JADEの主要目
全長：228.99m
幅：36.94m
深さ：19.95m
総トン数：4万8245トン
載貨重量トン数：8万7670メトリックトン
主機関：三井-MAN B＆W 6S60ME-C10.5-HPSCRディーゼル機関 1基
航海速力：14.5ノット（常用出力）
最大搭載人員：25人
船級：NK
船籍：シンガポール
引渡日：1月18日
