トランコムが2月1日に発表した2021年3月期第3四半期決算によると、売上高1133億4800万円(前年同期比8.5%減)、営業利益62億9000万円(3.2%増)、経常利益64億900万円(6.1%増)、親会社に帰属する当期利益44億2100万円(10.5%増)となった。
ロジスティクスマネジメント事業は、一部拠点の業務縮小はあったが、前期及び今期新規稼働拠点の寄与に加え、既存拠点での生産性向上、個人宅配部門の物量増加により増収増益となった。
物流情報サービス事業は、国内貨物輸送需要の減衰により前期と比べ約4割減少していた貨物情報数は回復基調となった。第3四半期会計期間における貨物情報数は前期比22.6%減少、空車情報数同12.3%増加、成約件数同8.2%減少となった。適正な人員配置や業務効率の向上、経費削減に継続して取り組んだ結果、第3四半期会計期間においては減収ながら微増益となった。
通期は、売上高1490億円(8.8%減)、営業利益76億4000万円(1.0%増)、経常利益77億7000万円(4.7%増)、親会社に帰属する当期利益52億7000万円(7.3%増)を見込んでいる。
トランコム 決算/4~6月の売上高6.1%増、営業利益14.4%減