OKIは2月4日、中期経営計画2022に掲げた「モノづくり基盤強化」の一環として、埼玉県本庄市に新たな工場を建設すると発表した。
この工場は脱炭素社会の実現に向けて、生産施設として日本初となるネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)を目指す。また、 免震構造と木製直交集成板(CLT)を採用した地震に強いビルとして、国土交通省の2020年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)に採択されている。主にシステムソリューション事業関連製品の製造工場として、2022年4月の稼働を予定しており、投資額は約60億円を見込んでいる。
OKIは今回の新工場をManufacturing DXを実現するスマート工場のモデルと位置づけてその取り組みをグループ内に展開し、製品をグループ内の最適な工場で生産する「バーチャルOne Factory」の実現など、「モノづくり基盤強化」に向けた諸施策を推進していくとしている。
■新工場の概要
名称:OKI本庄工場 7期棟(仮称)
建設予定地:OKI本庄地区(埼玉県本庄市小島南)
延床面積:約1万9000m2
階数:地上2階建て 全面免震構造の鉄骨造
投資額:約60億円
着工時期:2021年5月
竣工時期:2022年3月