GROUNDと大王製紙グループのダイオーエンジニアリングは3月1日、日本初となるRFIDを搭載した自律型協働ロボット(AMR)「PEER(ピア) SpeeMa+(スピーマプラス)」を共同開発し、同日から提供を開始したと発表した。
同ロボットは、GROUNDの自律型協働ロボット「PEER」に、ダイオーエンジニアリングの提供するRFIDソリューション「SpeeMa」を組み合わせたもの。すでにシップヘルスケアグループの小西医療器に導入が決まっており、3月末から同社の物流センターで本格稼働を予定している。
<PEERを使ったゾーンピッキングによるソーシャルディスタンスを確保した作業環境>
特長と導入による効果としては、ロボットに搭載したRFIDによって作業者のピッキング効率が向上するほか、人為的ミスの低減やトレーニング時間の削減が可能。
GROUNDが推奨するゾーンピッキングを採用することで、ソーシャルディスタンスを確保し、作業者が安全な環境下で業務を推進することができる。
ロボットは、先端のSLAM技術によってリアルタイムに位置情報を取得し、人と協働しながら作業支援を行うことが可能。経路情報を設定することなく自律走行できるため、経路上の障害物を回避した最適な経路を選定することができる。
導入には、物流施設内の作業オペレーションやレイアウトの大幅な変更を必要とせず、ニーズや波動に合わせてフレキシブルにPEERの台数を増減できる。