中日本高速道路(NEXCO中日本)は3月23日、名古屋第二環状自動車道(名二環)名古屋西JCT~飛島JCT間の開通日時が5月1日の15時となったと発表した。
名古屋第二環状自動車道は、名古屋環状2号線の専用部を構成する延長54.3kmの高規格道路。このうち、名古屋西JCT~飛島JCT(延長12.2km)について、5月1日に開通となり、名二環は、全線開通することになる。
開通により、名古屋港への物流効率化に寄与するものと見られている。名古屋港飛島ふ頭のコンテナターミナル整備により、海外向けのコンテナ貨物取扱量は、約20年で3倍に増加。また、飛島ふ頭取扱コンテナの約4割が小牧・岐阜方面へ輸送されている。名二環(名古屋西JCT~飛島JCT)の整備により、所要時間が短縮され、小牧市~飛島ふ頭間の物流の回旋数が増加(1日2往復→3往復)と物流が効率化する。また、名古屋環状2号線全線開通と飛島ふ頭のコンテナターミナル整備で、物流機能の強化による相乗効果の発揮が期待されている。
企業からは、「飛島ふ頭と小牧市の物流センター間で、1日当たり80~100便のコンテナなどを輸送している。トラックドライバー不足を補うため、物流の効率化を検討している。名二環(名古屋西JCT~飛島JCT)の整備により、1日の回旋数が2回から3回に高められる」との声が挙がっている。