三井倉庫ホールディングスは4月1日、ESG推進室を新設し、ESG経営・サステナビリティに関する取り組みを一層強化すると発表した。
これは、新型コロナウイルス感染症の拡大や政府によるカーボンニュートラル宣言など、サステナビリティの重要性が増している中、「中期経営計画2017」での重要施策の一つである「ESG経営」を更に推進するべく、組織を新設し、 取り組みを加速することにしたもの。
新設される「ESG推進室」では、同社グループのESG課題を解決する取り組みに加え、「三井倉庫グリーン・サプライチェーン・プログラム(仮称)」を構築し、顧客のカーボンニュートラル実現に向けたCO2排出量の削減に資するサービスメニューの充実化を検討していく。
これまで同様に顧客のサプライチェーンの最適化をサポートすることに加え、 今後は持続可能性という視点を更に強化し、気候変動や人手不足等に起因する社会課題にも対応可能な物流スキームを構築し、より最適なサプライチェーンの実現に資する取り組みをグループ一体で推進していく。
今後も同社グループは、「物流」という重要な社会インフラを支える企業として新たな価値を創出することで、顧客から信頼されるファーストコールカンパニーを目指していくとしている。