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ダイフク/AGVやロボット用のワイヤレス充電システム発売

2021年04月20日/IT・機器

ダイフクは4月20日、最大100Aでの急速充電を可能にしたワイヤレス充電システム「D-PAD」の新型モデルを発売した。

<システム構成例(ロボットアーム付き AGV)>
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現在、物流センターや工場で導入が進んでいるロボットアーム付きAGVや重量物搬送用AGVなど、消費電力の多いシステムでの作業中充電(オポチュニティ充電)を実現。AGVの稼働率を高め24時間運用に貢献する。

中でも、ロボットアーム付きの AGV「モバイルマニピュレータ」は、AGVとロボットの両方で電力を使用することから消費電力量が多く、頻繁に充電ステーションに戻って充電を行う運用は非効率だった。そのため、移載やピッキング作業のために停止した時に充電を行うオポチュニティ充電のニーズが高まっている。ワイヤレス充電では、作業中に車体が振動している状態でも安定した充電が行える。

新型モデルは、充電電流を 100A にアップすることで活用範囲が広がり、これまでワイヤレス充電が実現できなかった使用電力の多いシステムにも対応できるようになった。また、電圧は 24Vと48Vに対応しており、どちらの電圧に設定しても100Aで急速充電を行える。

主な特長は、最大100Aでの急速充電が可能(従来モデル65Aの約 1.5倍)。送受電パッドの独自のコイル形状により、産業機器向けでは最大級の伝送範囲を実現(許容伝送距離 10~60mm、許容位置ズレ 40mm)。伝送周波数が10kHz未満のため、電波法による申請手続きは不要となっている。

販売価格はオープン価格。

脱炭素社会の実現に向けて、電動化装置へ移行する動きが進んでおり、ワイヤレス充電の需要が拡大している。ダイフクは、新製品の開発やシステム構築を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

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