日本貨物鉄道(JR貨物)は5月19日、タイでの貨物鉄道事業への参入について本格的な調査・検討を進めるため、タイのバンコクに、同社では初となる駐在員事務所を開設すると発表した。
同社では2015年以降、日本で培った貨物鉄道輸送オペレーションおよびメンテナンスのノウハウを活用し、タイでの貨物鉄道輸送サービス改善のため、タイ政府機関等への支援を実施するとともに、貨物鉄道輸送事業への参入を検討してきた。今般、現地での事業化実現に向けた本格的な調査・検討を進めるため、タイの首都バンコクに駐在員事務所を開設するもの。
今後、日本・タイ両国の貨物鉄道輸送サービス改善に貢献していくとしている。
■駐在員事務所の概要
名称:バンコク駐在員事務所(英語名:Bangkok Representative Office)
所在地:バンコク市内予定
開設時期:2021年6月に開設申請を行い、7月より本格的に業務を開始予定
体制等:駐在員事務所所長(日本からの派遣)およびタイ人スタッフ各1名予定
主な役割・業務:貨物鉄道事業参入に向けた現地情報収集、タイ・ASEAN 等案件への対応