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東邦HD/富士フイルム富山化学の定温搬送装置事業を承継

2021年05月26日/SCM・経営

東邦ホールディングスは5月26日、子会社の東邦薬品が富士フイルム富山化学が運営する定温搬送装置事業を簡易吸収分割により承継することを決定したと発表した。

同社グループでは温度帯に応じた最適な物流温度管理体制の構築を重点課題と位置付けており、定温搬送装置事業の承継について富士フイルム富山化学と協議を重ねた結果、今般、吸収分割による事業承継を行うこととしたもの。

同社グループは、本事業承継が、今後成長が期待されるバイオ医薬品、再生医療等製品を始めとするスペシャリティ医薬品分野の業容拡大に繋がると考えている。

富士フイルム富山化学は、独自の優れた温調技術や冷熱設計ノウハウをもとに、血液製剤や再生医療等製品・医薬品を安全に搬送するシステムなどの定温搬送装置事業を展開している。同事業において開発された定温搬送装置は、庫内温度を 4℃~37℃の範囲で自由に設定できる小型軽量で耐久性のある電子冷却式の搬送装置。

すでに同社グループは、この装置を「サルム」と称し、スペシャリティ医薬品等の搬送に活用している。今後、データ管理システムの構築等を推進することで、メーカーから卸、卸から医療機関までの温度管理、データ管理の強化が期待できるとしている。

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