ZMPは7月1日、「物流支援ロボットCarriRo(キャリロ)」にカゴ台車やスリムカートなどとの自動着脱機能を搭載すると発表した。
同機能では、作業者が所定の位置に台車をセットするとCarriRoが台車を自動で装着。目的地へ搬送した後、ランドマークで設定した脱着地点で台車を切り離す。台車は最大600㎏まで牽引することが可能だ。
同機能を活用することで台車搬送の完全自動化を実現。作業者による台車やロボットへの接触頻度が低減することから、感染症対策にも寄与する。
ZMPは、2018年にCarriRoの手動式牽引アタッチメントを発売して以降、カゴ台車、スリムカート、ハンドリフトなどの運搬機器に対応するオプションを拡充。2019年には、手動での装着、目的地まで自動搬送して自動離脱するアタッチメントを発売している。
今回、さらなる搬送業務の完全自動化や、省人化のニーズの高まりを受けて、カゴ台車やスリムカートなどの汎用台車との装着自体も自動化する新機能を搭載した。