三菱ふそう/ニュージーランド市場に電気小型トラック投入

2021年07月20日 

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は7月20日、電気小型トラック「eCanter」のニュージーランド市場への投入開始を発表した。

<オークランド港に並ぶ電気小型トラック>
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FUSO製品の輸入と現地販売を統括しているFUSOニュージーランド(FUSO New Zealand Ltd)を通じて販売を開始した。

2021年7月12日、ニュージーランドの大手エネルギー供給会社のジェネシス・エナジー社に電気小型トラック「eCanter」を1台納車した。

ジェネシス・エナジー社は、現在約110台のトラックを国内の流通やカスタマーサービス業務のために運用している。2025年までに使用する車両の半分を電気自動車に切り替える目標を掲げているジェネシス・エナジー社は、カーボンニュートラルな走行を実現する「eCanter」などの導入により、排気ガス削減に努めている。

ニュージーランド向けの「eCanter」は、ポルトガルのトラマガル工場から完成車として輸出され、日本や欧州で販売されているモデルと同じ標準仕様を備えている。また、安全な走行をサポートするために、車両安定性制御装置「Electronic Stability Program: ESP(R)」に加え、衝突被害軽減ブレーキ「Advanced Emergency Braking System: AEBS」や車線逸脱警報装置「Lane Departure Warning System: LDWS」などの先進安全機能を搭載している。

今年の春、FUSOニュージーランドは、同国のエネルギー資源大臣およびエネルギー効率・保全局(Energy Efficiency and Conservation Authority)から「eCanter」の運用試験のための助成金を受給した。以来、5台の「eCanter」がオークランド市内に配備され、現地物流事業者による一年間の実証試験が行われている。

低排出ガス交通プロジェクトを支援する目的で設置されたこの助成金は、同国政府の低排出ガス車両競合基金(Low Emission Vehicle Contestable Fund)が拠出している。当初、年間総額600万~700万NZドルとされていた助成金の規模も年間2500万NZドルまでに拡大されるなど、ニュージーランドの脱炭素に向けた動きはさらに加速している。

MFTBCは、各国政府が自動車の電動化への投資を強化する中、「eCanter」の存在が今後も増していくことを期待している。

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