名門大洋フェリーは7月27日、大阪南港~北九州・新門司港間に投入する1隻目の新造船「フェリーきょうと」の就航日を12月16日に決定したと発表した。
新造船は名門大洋フェリーが運航する過去最大の船舶で、2002年から運航している「フェリーきょうとII」の代替船として、12月16日19時50分発の下り便(大阪南港発)から運航を開始する。
新造船では「フェリーきょうとII」よりも船体を拡大し、トラックの積載可能台数を1.7倍の162台に増強。大阪南港~北九州・新門司港間への投入によって、物流部門における関西~九州圏のモーダルシフト促進に寄与するとともに、旅客サービスでもプライバシーを重視した客室や充実した船内設備、抗ウイルス・抗菌加工によって、安心・快適な空間を提供する。
なお、同社では、2隻目の新造船の就航を来春に予定している。
■「フェリーきょうと」概要
全長:195m
全幅:27.8m
総トン数:1万5400トン
旅客定員:675名
車両積載台数:トラック162台、乗用車140台