中日本高速道路(NEXCO中日本)は7月29日、中部横断自動車道(富沢~六郷)のうち、 南部IC~下部温泉早川IC間(延長約13.2km)が、8月29日16時に開通すると発表した。
開通により、中央自動車道(双葉JCT)と新東名高速道路(新清水JCT)、東名高速道路(清水JCT)が高速道路で直結する。また、山梨県と静岡県の所要時間が100分以内に短縮(これまでは国道52号利用で約165分だったが、中部横断自動車道利用で約95分)。
さらに、山梨県から清水港(国際拠点港湾)へのアクセス向上による海外輸出の促進、中部横断自動車道沿線への新たな企業立地の進展、 地域雇用の創出、富士山を囲む広域周遊観光ルートの形成による観光振興が期待されるとしている。
車線は4車線だが、当面2車線で整備するとしている。
産業面での効果については、中部横断自動車道の沿線では、高速道路への良好なアクセス性から、既に新たな企業立地が進展。地域の雇用創出に貢献している。
また、山梨~静岡間の全線開通により、更なる企業立地の進展、それによる地域の雇用創出、地域の産業振興への貢献が期待されるとしている。
清水港を含む沿線には物流センター、工場の開設も多く予定されている。