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横浜冷凍/10~6月、冷蔵倉庫事業は減収減益

2021年08月13日/決算

横浜冷凍が8月13日に発表した2021年9月期第3四半期決算によると、売上高830億3400万円(前年同期比3.6%減)、営業利益23億9400万円(4.3%減)、経常利益31億6100万円(11.6%増)、親会社に帰属する当期利益20億7900万円(18.5%増)となった。

セグメント別では、冷蔵倉庫事業は売上高210億5700万円(1.0%減)、営業利益46億8800万円(6.9%減)となった。

4月以降、冷凍食品を中心に入出庫量は回復傾向にあるため、荷役料は増加となった。在庫量も回復傾向にあるが、コロナ禍による荷動きの停滞から、非常に高い在庫水準で推移した前期との比較では保管料が減少し、減益となった。

タイの連結子会社THAI YOKOREIは、主要品目の畜産品の出庫量が回復傾向にあるなか、コロナ禍によるワーカー不足やメーカーの在庫調整によって入庫量の減少は続いており、在庫を押し下げたため減益となった。

食品販売事業は、売上高619億3300万円(4.5%減)、営業損失2400万円(前期は4億9200万円の損失計上)だった。

コロナ禍のなか、水産品、畜産品、農産品ともに、在庫を抑えながら利益重視の堅調な販売を継続し、増益となったが、ノルウェー養殖事業は、トラウトの商品単価の低迷とシーライス(寄生虫)除去に伴う生産コストの大幅な増加により減益となり、利益を圧迫する要因となった。

なお、食品販売事業の重要な柱であるノルウェーサーモン事業の拡大・強化を図ることを目的として、ノルウェー養殖事業再編の検討を開始する。

通期は、売上高1110億円(3.5%減)、営業利益39億円(14.3%増)、経常利益38億円(2.7%増)、親会社に帰属する当期利益24億円(2.5%増)を見込んでいる。

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