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JR貨物、日本山村硝子/植物工場事業で合弁会社設立

2021年09月10日/3PL・物流企業

日本貨物鉄道(JR貨物)と日本山村硝子は9月10日、植物工場事業を行う合弁会社を設立し、新工場を建設することで合意し、合弁・業務提携契約書を締結したと発表した。

JR貨物は、社会に貢献し必要とされ続けるため「社会課題解決型」の新規事業への挑戦の一環として植物工業事業に取り組む。貨物鉄道輸送は、青果物を含む様々な物資を届ける全国ネットワークに加えて、二酸化炭素排出量が最も少ない貨物輸送モードとして環境優位性を有している。

日本山村硝子では、食の安定供給や、健康志向の高まりにより、機能性・高栄養野菜の需要も益々高まると考えている。新規事業の一環として、植物工場の研究開発を2006年より行っており、高品質な野菜を多品種栽培できるノウハウに強みがある。

これら双方の持つ強みを生かし事業の拡大等の相乗効果が見込まれると考え、合弁会社を設立することを合意したもの。工場の建設予定地や時期については検討中で、確定次第公表する。

合弁会社の名称は、「山村JR貨物きらベジステーション」。日本山村硝子の「山村」と「JR貨物」を冠し、日本山村硝子における植物工場野菜の自社ブランド「きらきらベジ」の短縮形である「きらベジ」と、鉄道事業を営むJR貨物の駅を連想させる「ステーション」から命名した。

■合弁会社の概要
名称:山村JR貨物きらベジステーション
所在地:兵庫県尼崎市西向島町15番1
事業内容:農産物の生産、加工、販売事業
資本金:1億円(予定)
出資比率:日本山村硝子:51%、JR貨物:49%
設立年月:2021年9月(予定)
決算期:3月期

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