ラピュタロボティクスは10月14日、ピッキングアシストロボット「ラピュタAMR」が佐川グローバルロジスティクスの堺SRC倉庫(大阪府泉大津市)で採用されたと発表した。
佐川グローバルロジスティクスは柏SRC(千葉県柏市)に「ラピュタAMR」11台を試験導入し、2021年3月には活用前後の比較で、スタッフ1人・1時間あたりのピッキング数が2.5倍になるなど、生産性の向上が認められたことから、今回新たに堺SRCへの導入を決定した。
通常、AMRでピッキング作業を行う際には、折りたたみコンテナ等を利用して商品を収集し、その後、商品の段ボール等への梱包作業は作業員が行う。
一方で、堺SRC倉庫では、「ラピュタAMR」がまず商品に合うサイズの段ボール箱を自動選定し、ピッキングが必要な商品棚の前まで移動、その後スタッフは直接商品を段ボール箱に投入する。
これにより、作業者の歩行動線が大幅に削減できるだけでなく、ピッキング作業者がロボット上の段ボールに直接商品を投入しできることから、ピッキング、梱包作業双方の省人化が可能になる。
ラピュタロボティクスにとって「ラピュタAMR」が関東地区以外で本格稼働するのは、今回が初めて。今回を機に関西でのサポート体制を整え、今後は全国への展開を予定している。