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飯野海運/三井物産とアンモニア運搬船の定期用船契約

2021年10月14日/IT・機器

飯野海運は10月14日、三井物産と2万3000m3型アンモニア運搬船の定期用船契約を締結したと発表した。

<新造アンモニア運搬船のイメージ>
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同船は韓国の現代尾浦造船で2023年12月に竣工予定。三井物産が扱う、主に東南アジアから日本を中心とする北東アジアへのアンモニアの輸送に従事する。

アンモニアは、化学原料や肥料原料として使用されるだけでなく、燃焼時にCO2を排出しないゼロエミッション燃料や水素の輸送手段としても注目されている。

同船は、世界的な船級協会である米国American Bureau of Shipping(ABS)によるアンモニア燃料船化の基礎認証を受けて設計・建造される世界初のアンモニア運搬船で、LPG(液化石油ガス)も輸送可能な次世代型船舶。

また、燃料についても重油と比べCO2排出量をが削減できるLPGや、ゼロエミッション燃料として注目されるアンモニアへの切り替えに対応しており、同様の機構を備えた環境負荷低減型船舶として本邦船社初の建造となる。

■アンモニア運搬船の主要目
全⾧:160m
全幅:25.5m
型深:15.9m
喫水:8.1m
主機:MAN B&W 5S50ME-C9.7-HPSCR

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