Datumixは11月9日、トーヨーカネツと共同開発した「AIアルゴリズム」技術の特許を取得したと発表した。
<デジタルツイン上での検証で、集約出庫にかかる時間を20%短縮>
「AIアルゴリズム」は、ディープラーニングによる時間予測の技術を用いてGoods To Person(GTP)に対応した「立体シャトル自動倉庫」の最適稼働を実現するソフトウェア。
Datumixが、実際の物流センターに納入した立体シャトル自動倉庫のモデルをコピーしたデジタルツイン上で、既存アルゴリズムとAIアルゴリズムを比較した結果、立体シャトル自動倉庫からのオーダー集約出庫作業で、出荷される多品種の商品アイテムをオーダー単位に集約する時間を約20%短縮できることが検証された。
Datumixは、米国カリフォルニア州のシリコンバレーに本社を置くAI開発企業「Datumix Inc.」の日本法人として2018年8月に設立。Datumix Inc.では、デジタルツインとAI技術を組み合わせた最先端のDXソリューションを物流業界を中心に提供しており、日本法人では米国と日本の両拠点から世界中の最新の論文や事例を収集し、日本国内に導入している。
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