CBcloudは1月31日、トランコムと資本業務提携を締結したと発表した。
物流業界が直面する労働力不足や担い手の高齢化、環境への配慮などの社会課題を根本的に解消するため、両社は相互に経営資源を活用・共創し、物流現場の生産性と付加価値の向上によって業界の活性化を図る。
両社のリソースやアナログとデジタルで培ったノウハウや技術を相互に活用し、効率的な輸配送の構築と運行現場の生産性を改善。また、両社の輸配送ネットワークをかけ合わせることで、荷主と運送会社の双方がメリットを享受できる持続可能な物流インフラを構築する。
両社が提携することで、トランコムグループが中長距離領域で保有する全国1万3000社・約20万台の輸送パートナー企業のネットワークと、CBcloudのラストマイル領域での全国4万台の二輪・軽貨物配車ネットワークをかけ合わせた、国内最大規模のフルラインアップでの求貨求車サービスの提供が可能になる。具体的には、大型トラックから軽貨物・二輪まで幅広い輸送モードで、長距離から近距離まで幅広い範囲で輸配送サービスを提供する。
また、トランコムグループの幹線輸送対応力や物流センター運営ノウハウ、CBcloudのラストマイル配送対応力やデジタル技術をかけ合わせ、機動性・柔軟性を生かした高い輸配送力で、幹線からラストマイルまで一貫した物流ソリューションが提供できる。
そのほか、業界の労働力不足に対しては、両社のノウハウやデジタル技術を活用し、車両の積載効率や運行現場の生産性を高め、日本全国6万社の運送会社・約87万人のドライバーが働きやすい環境を実現し、業界の地位向上を目指す。
