鈴与は2月14日、作業環境改善やコンテナターミナル全体の生産性向上を図るため、導入する遠隔操作RTG（タイヤ式門型クレーン）22基の内、新興港運7基保有で、その第一弾として2月12日に初号機となる2基が入港したと発表した。
＜RTG入港の様子＞
＜遠隔操作卓 写真提供三井E&Sマシナリー＞
鈴与は、現在、清水港の新興津コンテナターミナルでの遠隔操作RTG導入事業を進めている。次世代高規格コンテナターミナルを目指し、同コンテナターミナルで運用する全てのRTGを2025年までに遠隔操作化する。
今後は、ターミナル内にて付帯物を取り付け後に試運転を実施。10月の運用開始を目指す。
この事業は、2020年に国土交通省による遠隔操作RTG導入支援の補助事業採択2を受け、三井E&Sマシナリー製22基、新規17基、改造5基を4つのフェーズに分け、2025年3月までに段階的に導入する。また新規のうち10基はハイブリッド型、12基（改造5基含む）は電動型を採用。脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化を通じ、温室効果ガスの排出抑制に繋げていくとしている。
