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海上コンテナ輸送量/日本発米国向けが4か月ぶりプラス

2022年02月22日/調査・統計

デカルト・データマインは2月22日、日本発米国向け(東航)の1月分と、米国発日本向け(西航)2021年12月分および通年の海上コンテナ輸送量(TEU)実績データを発表した。

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それによると、1月のアジア域内へのトランシップ分を含む日本受け荷受地ベースは5万4802TEU(前年同月比10.3%増、前月比30.8%増)となった。前年比プラスは2021年9月以来、前年比・前月比ともにプラスは同7月以来。

海外TSの総量は前年比52.3%増となり、国別では韓国、中国、台湾、シンガポールの順で多かった。台湾は前年比4.2倍で増加している。

韓国TS貨物の日本港湾別内訳では、1位は東京港(前年比351.8%増)、2位が名古屋港(169.8%増)、3位が神戸港(76.2%増)、4位が横浜港(1.2%減)、5位が博多港(19.5%減)、6位が大阪港(123.1%増)となっている。

品目別では、自動車関連が1万2190TEU(33.0%増)、建機・農機等の機械類が1万2702TEU(21.3%増)と双方ともに1万2000TEUを超えた。

アジア域内からの差込貨物を含む日本発母船直航ベースは前年比3.4%減。前月比49.5%増となったものの、2021年6月以降は8か月連続で4万TEUを下回っている。

母船直航分の港別内訳では、東京港(15.9%減)、名古屋港(3.6%増)、神戸港(5.6%増)、横浜港(263.9%増)、清水港(32.5%減)、大阪港(72.9%増)の順となっている。

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米国発日本向け(最終仕向国ベース)の2021年12月分は5万3791TEU(12.7%増)となった。最終仕向地ベースに占める海外TS比率は27.3%(14.4%)。2021通年では68万9944TEU(0.9%増)となった。

品目別順位は1位が牧草で1万2272TEU(23.7%増)2位が肉類で5713TEU(2.1%減)と推移しています。

日本向け母船直航ベースでは3万9738TEU(4.7%減)となった。港別内訳では1位が東京港(1.6%増)、2位が神戸港(31.6%減)、3位が横浜港(4.0%増)、4位が名古屋港(6.7%増)と続いた。2021通年では全体で6.4%減となり、主要港の中で増えたのは、横浜港(9.7%増)と博多港(1.0%増)のみだった。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Descartes Datamyne 清水 邦彦
Email:kshimizu@datamyne.jp
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