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ビットキー/パナソニックとマンションオートロック解錠サービス

2022年03月25日/IT・機器

鍵システム開発のビットキー(東京都中央区)は3月25日、パナソニックと業務提携したと発表した。提携を通じてパナソニックの「マンションHAシステム」と、ビットキーのデジタルコネクトプラットホーム「bitkey platform」を連携したマンションのオートロック解錠サービスを8月1日から開始する。

<サービスとさまざまな事業者との関係図(イメージ)>
0325bitkey1 - ビットキー/パナソニックとマンションオートロック解錠サービス
マンションのオートロック解錠サービスでは、bitkey platformとマンションHAシステムを連携し、配達員や家事代行スタッフが持つ権限に応じて、一時的に利用可能なデジタルキーを発行。配送事業者やネットスーパー、家事代行サービスなどの事業者が、パナソニックのシステムが導入されたマンションで、ロビーインターホンを操作することで、オートロックを一時的に解錠し、荷物やサービスを提供できるようにする。

サービスを活用することで、事業者は、配送やサービス提供効率の向上や、再配達率低下によるCO2排出量の削減、配達員への負荷を減らすことができるという。

一方、居住者は不在時でも玄関前置き配などの利用が可能になる。また、マンションの管理や保有者は、サービスによって、高いセキュリティーの置き配対応物件が実現できることに加え、宅配ボックス不足の解決や居住者の満足度向上になるとしている。

<マンションHAシステム「Clouge I」シリーズ>
0325bitkey2 - ビットキー/パナソニックとマンションオートロック解錠サービス
パナソニックの「マンションHAシステム」は、マンションの設備機器を管理するシステム。ロビーと住戸用のインターホンを使ったセキュリティー機能に加え、自動応答機能などを備える。

ビットキーの「bitkey platform」は、ID連携・認証、権利処理のデジタルコネクトプラットホーム。事業者の提供するサービスのIDは残したまま、ID-Hubを提供することで、さまざまなサービスをつなぐことができる。

サービスは、配達や家事代行などの事業者と連携して、マンションの居住者に提供する。対応する事業者は順次発表する。

ビットキーとパナソニックは、今回の取り組みを通じて、マンション居住者の利便性を向上するとともに、マンションでサービス提供を行う事業者の業務効率化につなげ、持続可能な物流・サービスインフラづくりを目指すとしている。

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