LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





日本GLP/福岡県小郡市に9.1万m2の物流施設を開発

2022年04月26日/物流施設

日本GLPは4月26日、福岡県小郡市で延床面積約9万1000m2の先進的物流施設「GLP福岡小郡」の開発を行うと発表した。

<「GLP福岡小郡」完成イメージ(鳥瞰)>
20220426glp1 520x299 - 日本GLP/福岡県小郡市に9.1万m2の物流施設を開発

<「GLP福岡小郡」完成イメージ(外観)>
20220426glp2 520x302 - 日本GLP/福岡県小郡市に9.1万m2の物流施設を開発

2022年7月に着工、2023年11月の竣工を予定しており、投資総額は約145億円。

「GLP福岡小郡」は、長崎自動車道「鳥栖IC」より約2.7km、九州横断自動車道と九州縦貫自動車道の結節点となる「鳥栖JCT」より約700mと、九州全域への広域配送が可能な立地にあり、物流拠点として優れた立地にある。また、西鉄天神大牟田線「西鉄小郡駅」と甘木鉄道「小郡駅」から徒歩圏内と通勤アクセスも良く、住宅エリアも近くにあることから、雇用確保の点からも優位性がある。

施設は、3階に繋がるスロープを設置することで1・2 階、3・4階の組み合わせによる2層使い方式で、最大8テナントが入居可能になる。また、各区画には荷物用エレベーターと垂直搬送機が設置され、効率的なオペレーションを実現。環境配慮面では、自家消費型の太陽光パネルを設置し、グリーン電力の館内供給、LED照明、室内と室外の空気を効率的に換気できる全熱交換器等の省エネルギー設備の導入、そして約2000m2以上の緑地化により冷暖房効率を高めることでCO2の排出を抑制し、入居企業のオペレーションの環境負荷軽減に寄与する。

<「GLP福岡小郡」完成イメージ(リビングラボ)>
20220426glp3 520x328 - 日本GLP/福岡県小郡市に9.1万m2の物流施設を開発

働く環境としては、アクリルパネルを設置した従業員用のラウンジや非接触型のエレベーターなどの感染症対策を施し、快適性と安全性を高める。また、外に繋がるウッドデッキから直接アクセスできる「リビングラボ」を取り入れ、働く人だけでなく、地元住民の方々も利用できる空間を創出する。災害時の避難場所や、地域の集会所やファーマーズマーケットなどのコミュニケーションの場として活用してもらうほか、気軽に休憩をしながらくつろいでもらう場所として検討しており、働く人々や地元住民のより豊かな生活をサポートする。

日本GLPの帖佐 義之社長は、「『GLP福岡小郡』は日本GLPが福岡県で開発する初めてのマルチテナント型の施設。九州各地を結ぶ交通の結節点である『鳥栖JCT』の近くに位置し、先進的物流施設への需要が近年高まっている九州地方への広域配送拠点として大変恵まれた立地。施設の特徴である『リビングラボ』は、地域の人々が気軽に立ち寄れるよう外からの連続性を意識して開発をおこなっている。日本GLPはこれからも、多様化するカスタマーのニーズに合わせた最適な物流オペレーションを可能にする施設づくりとともに、地域住民の方々が安全にそして豊かに生活できるコミュニティの実現を支援していく」と述べている。

■施設概要
施設名:「GLP福岡小郡」
所在地:福岡県小郡市小郡 923-12
敷地面積:約4万3000m2
延床面積:約9万1000m2
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2022年7月
竣工:2023年11月
認証取得:CASBEE認証(予定)、ZEB認証(予定)

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース