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東京九州フェリー、SG/物流環境大賞「低炭素物流推進賞」を受賞

2022年06月28日/CSR

東京九州フェリーと佐川急便は6月28日、第23回物流環境大賞の低炭素物流推進賞を共同受賞したと発表した。

<左から東京九州フェリー 寺田光徳取締役 、日本物流団体連合会 池田潤一郎会長 、佐川急便輸送ネットワーク部 西井茂部長>
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受賞件名は、「横須賀-新門司間高速フェリーに大規模転換 ~大幅なCO₂削減・労働環境改善・レジリエンス強化~」。

宅配便輸送では、トラック輸送のCO2排出量削減や、長時間運行に起因するドライバーの労働負担の削減が大きな課題となっている。特にトラックの長距離幹線輸送は、宅配便輸送の行程で最もCO2の排出量が多く、削減に向けて優先的に取り組むべき課題となっている。

両社はこの解決に向け、宅配便貨物のリードタイム輸送を考慮した上で、港・航路の選定、ターミナルへの到着時間、入出港・航海時間等について協議を重ね、関東-九州間のトラック長距離幹線輸送の一部を、横須賀-新門司航路の海上輸送に切替えるモーダルシフトを実現。

<フロー図>
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両港を21時間で結ぶ新航路と新造船高速フェリー2隻で、2021年7月より運行するとともに、一部のトラックを積載量が1.5倍のトレーラーに転換し、ドライバーの乗船を不要とすることで、さらなる労働環境の改善と、輸送台数削減によるCO2排出量の削減に取り組んだ。

これにより、トラックや鉄道を利用する陸送に加え、フェリーを利用した海上輸送のネットワークを拡充させることで、陸路が寸断されるような大規模災害発生時にも、これまで以上に柔軟に対応できる安定的なサービス供給体制の構築を実現した。

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