ニチレイロジグループは7月8日、日本物流団体連合会が主催する第23回物流環境大賞で「先進技術賞」と「特別賞」を受賞したと発表した。
<先進技術賞受賞>
先進技術賞を受賞したのは、同グループのキョクレイ。功績事項は「太陽光発電設備による環境負荷低減と省エネ型省力化機器による庫内作業自動化推進」。神奈川県の本牧物流センターに太陽光発電設備と省エネ型省力化機器(パレット搬送型AGV)4台を導入し、CO2削減および自動化による作業負担軽減を実現した。これらのAGVには、状況の自動認識機能を備えたセンサーが搭載されており、有人フォークリフトと交差するエリアでの安全性を確保した。
<特別賞受賞>
特別賞を受賞したのは、ニチレイロジグループ本社(ニチレイ・ロジスティクス北海道、ロジスティクス・ネットワークなど複数の事業所との共同受賞)、功績事項は「車両待機問題の緩和・解消に向けた『トラックバース予約システム』による入庫車両接車時間の完全予約制導入」。国内30拠点でトラックバース予約システムを完全導入することで、入庫車両接車時間の事前予約を可能とし、グループ全体でトラック待機時間の削減およびCO2削減を実現した。
山九/化学製品モーダルシフトなど2案件で物流環境大賞「特別賞」