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ZMP/リチウムイオン電池搭載の新・自動運転EVけん引車受注開始

2022年07月20日/IT・機器

ZMPは7月20日、自動運転EVけん引車「CarriRo Tractor 25T」の新モデルの先行受注を開始すると発表した。

新ベース車両は、中国のGSE(空港内特殊車両)専業メーカーWEIHAI GUANGTAI AIRPORT EQUIPMENT(Guangtai)社製のリチウムイオン電池搭載EVけん引車を採用。

<CarriRo Tractor 25T 新ベース車両>
20220720ZMP1 - ZMP/リチウムイオン電池搭載の新・自動運転EVけん引車受注開始

Guangtaiは中国威海市を拠点に、世界60か国でけん引車をはじめ空港向け車両を販売するGSE専業メーカー。充電時間1時間以内など急速充電にも対応可能なリチウムイオン電池を搭載したEVけん引車を開発・提供している。

新モデルは、Guangtaiの車両メーカーとしての技術・経験・知見に、ZMPが設計した各種センサー類や、自動運転ソフトウェアIZACを搭載し、自動運転レベル4の無人自動運転EVけん引車の実運用を見据えている。

主な特徴は、協業によるスムーズな車両制御の実現。インフラ側に一切手を加えない自動運転が可能で、最大25トンの重量物を運搬できる。また、遠隔監視システムROBO-HIを活用することにより、遠隔での監視・操作や業務管理システムとの連携も可能だ。

ZMPは、今回の新ベース車両を活用して、空港向けのグランドハンドリング業務の省人化だけでなく、工場敷地内での建屋間の部品や材料の輸送、また港湾でのコンテナ輸送など様々な実運送作業の自動化についても、今後支援を進めていくとしている。

■新CarriRoTractor25T 主な仕様
全長×全幅×全高:3175㎜/1596㎜/2185㎜
車両重量:4000kg
最高速度:非けん引時 25km/h、けん引時 15km/h
ハンドル:有
けん引能力:25t
自動運転の方式:自律型(インフラに手を加えずに自動運転)
基本機能:自己位置測定、障害物認識、車両制御、マニュアルモード・自動制御モード切替等

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