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Digi-Key Electronics/製品流通センター約27.87万m2に拡張

2022年08月22日/国際

Digi-Key Electronics(Digi-Key)は8月22日、製品流通センター拡張(PDCe)で、Digi-Key本社の面積は約220万平方フィート拡張され、総面積が約300万平方フィート(27万8709.12m2)になったと発表した。

Digi-Keyは、米国ミネソタ州シーフリバーフォールズに本社を置く、電子部品と自動化製品の世界的なハイサービスディストリビューション企業。

新しくなった施設により、Digi-Keyは世界180か国以上の国の顧客に以前の3倍近い、1日あたり2万7000パッケージをピッキング、梱包、出荷できるようになった。

PDCeの建物はミネソタ州を拠点とするWidsethが設計を担当し、 McShane Constructionがゼネコンとしてプロジェクトを進めた。屋内のオートメーション装置やオペレーション装置については倉庫ロジスティクス/オートメーションのリーダーであるKNAPPがDigi-Keyと協力した。

新施設はほぼフルオートメーション化されており、手で行うのは実際に部品をピッキングする作業のみ。部品が納められたラックの中でカートがワイヤによって誘導されているため、カートの操縦者は停車位置のみを気にするだけで済む。ワイヤ誘導システムによって時間が10%以上節減でき、安全性が大幅に向上する。

製品流通センター拡張部は2種類の主要コンベアシステムを備えており、故障時の冗長性や将来の発展性を確保している。新しい建物の計画と設計ではスケーラビリティと発展性を優先事項として考慮しており、今のところ4階の大部分が使用されていない。新施設には約27マイル以上の自動コンベアベルトが設置されており、標準的な注文品は建物内で約3200フィート以上を移動する。

建物には6台の緊急用ディーゼルエンジンとポンプ、消火用水槽が備えられている。また、自前の雨水排水施設と排水池も設けられており、コミュニティ内で洪水や貯水に関する不安に対する配慮がほどこされている。

最先端施設には共用ワークエリアと休憩室(自然光を適度に取り入れる大型窓あり)が複数あるほか、すぐに食べられるサラダラップや注文してから調理するバーガー、パニーニなど、豊富なメニューを取り揃えたTwo Rivers Caféがある。Two Rivers Caféでは地元レストランのLas Ranitasが週に2日、本格的なメキシコ料理を提供。ミネソタ州が授乳しやすい職場を推進していることを受け、Digi-Keyは育児休暇から復帰した従業員のためにPDCe内に授乳用の個室を16部屋用意した。 さらに、従業員の休憩、リラックス、回復用スペースとして広々とした静音室も用意されている。

また、施設の計画と施工において、サステナビリティも考慮されている。屋根には太陽熱を反射させる白のフィルム、電力消費を最小限に抑えるセンサ作動型LED灯、エネルギー消費と効率を最大化する特別設計の運搬システムが施されている。

<Digi-KeyはPDCeをオープンし、Digi-Reelによるテープカットとセレモニー用パッケージの引き渡しを実施 >
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Digi-Keyはオープニングイベントとして、Digi-Reelによる公式のテープカットとキャリアパートナーのDHL、FedEx、UPS、USPSの4社への初回パッケージ引き渡しセレモニーを実施した。Digi-Key社長のDave Doherty、 地域の公的機関の担当者、その他のDigi-Keyの役員がコメントを述べた。

Digi-KeyのDave Doherty社長は「これはDigi-Key全従業員と私たちのコミュニティにとって大きなマイルストーン」と述べ、さらに「新しい製品流通センター拡張により、私たちはこれからもずっと顧客に優れた製品を届けることができる。私たちは今回の拡張を非常に嬉しく思う一方で、顧客がこれまでとの違いを感じないほどスムーズに移行したいと考えている。違いに気づくとすれば、これまで慣れ親しんだカスタマーサービス体験のさらなる向上であって欲しいと願っている。私たちはシーフリバーフォールズに深く根ざしており、今後もこのコミュニティとミネソタ州に投資し続けるつもりだ」と語った。

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