国際協力機構(JICA)は8月24日、エルサルバドル共和国政府との間で、「サンミゲル市バイパス建設事業(Ⅱ)」を対象として5137万米ドルを限度とするドル建て借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に8月22日調印したと発表した。
<調印式の様子>
エルサルバドル東部の中心都市であるサンミゲル市街地を通過する国道1号線は、メキシコからパナマまでを結ぶ中南米地域の重要な物流網。しかし、同国の経済発展にともない渋滞が深刻化している。
この事業は、サンミゲル市周辺における幹線道路を整備することによって、交通輸送能力の増強を図り、もってエルサルバドルの経済発展に寄与するもの。SDGs(持続可能な開発目標)ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)に貢献する。
事業の完成予定時期は2024年8月(施設供与開始時をもって事業完成)、コンサルティング・サービスに係る招請状送付予定時期は雇用済、本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示は契約済だ。