アサヒロジスティクスは8月31日、研修用宿泊施設と社員寮を兼ねた施設を新設すると発表した。完成は2023年の7月予定。
＜完成イメージ＞
同社では、物流業界の課題である人材不足とドライバーの高齢化に対し、未経験者や若年層を積極的に採用し、自社での育成に力を入れている。新施設はその一環であり、同社のドライバー専用研修施設「滑川福田センター」（埼玉県比企郡）で実施する新人研修や、独自の教育制度「アサヒ人財育成大学」など、宿泊を含む各種研修を自社内で一貫して行うことが可能となる。
＜現地で執り行われた地鎮祭＞
また、同施設は社員寮としても活用する。「安定的な人材確保には、居住地域にかかわらず幅広く入社できる環境整備が必要。教育制度の整備に留まらず、生活環境のサポートを行うことで、多くの人が安心して物流業界にチャレンジできる環境を提供する」と同社。災害時の備えとして、蓄電池や非常用コンセントも設置。太陽光発電から蓄えられた電力を活用し、災害時の停電の際にも電力の確保を可能にしている。
■概要
名称：未定
住所：埼玉県比企郡滑川町月の輪7－29－6
着工日：2022年9月10日
竣工日：2023年7月15日（予定）
敷地面積：1572.97m2
建築総面積：1215.42m2
構造：鉄骨造 地上3階建て
設備：研修宿泊用 10部屋、社員寮（住居用）22部屋、談話室、管理人室、太陽光発電、蓄電池、非常用コンセント他
