タナベコンサルティングとタナベコンサルティンググループ(TCG)であるグローウィン・パートナーズは12月22日、日立物流と共同開発した「物流業DX Cloud-経営プラットフォームコンサルティング」の提供を開始したと発表した。
<物流業DX Cloud-経営プラットフォームコンサルティング概要>
「物流業DX Cloud-経営プラットフォームコンサルティング」は、物流業のDX実現に向けたファーストステップとして、日立物流の輸送デジタルプラットフォーム「SSCV」の導入、バックオフィス業務の標準化、導入後のDX推進体制の構築までをトータルで支援するコンサルティングサービス。最適なシステムの提案にとどまらず、業務状況の可視化と業務改善をワンストップで支援できることが特徴。「システムを導入しても使いこなせない」「かえって現場が混乱した」「結果として非効率になってしまった」といったシステムリプレイス時の想定課題を解消し、早期のデジタル化を実現する。
タナベコンサルティングによる中期経営計画・事業戦略策定コンサルティングに、グローウィン・パートナーズの会計・IT(ERP)・人事コンサルティングサービスが加わり、総合的なチームコンサルティングでサポートする。
さらに、「SSCV」の日立物流、「奉行シリーズ」のオービックビジネスコンサルタントと連携し、両社のソリューションを活用しながら、タナベコンサルティングとグローウィン・パートナーズが共同でコンサルティングサービスを提供。物流業において避けられないDXに向けて、業務の標準化とシステム化の両軸で働き方改革と収益改革を実現するとしている。
日立物流が提供する「SSCV(Smart & Safety Connected Vehicle)」は、テクノロジーとオープンな協創を通じて、輸送事業をアップデートするデジタルプラットフォーム。効率的な働き方を提供する「Smart」、ドライバーの安全に寄り添う「Safety」、トラックをもっと使いやすくする「Vehicle」といった輸送課題を解決する3つのソリューションを展開。輸送業界が直面しているさまざまな課題(安全確保、法令遵守、業務効率化、持続可能な経営)を、先進のデジタルテクノロジーとオープンな協創、そして物流会社の知見によって解決する。
タナベコンサルティングのブランドマネージャーからは「デジタル(システム)を活用して業務効率化を図りたいという要望は多いですが、システム選定や投資効果の進め方がわからない企業や、現状の仕事の進め方が属人化・硬直化しており、進めようにも進められないという課題も多く散見する。これらの課題に応えるべく、「物流業DX Cloud-経営プラットフォームコンサルティング」を開発した。スモールかつシンプルに、スピードスタートで業務効率化を図る」とコメントしている。
ロジスティード/SSCV-Safetyが国交省の過労運転防止機器に認定