経済産業省が12月28日に発表した11月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1231万kl(前年同月比8.1%減)で、16か月ぶりに前年を下回った。
輸入量の多い順に、アラブ首長国連邦(511万kl、0.8%増)、サウジアラビア(447万kl、13.0%減)、クウェート(116万kl、1.2%減)、カタール(62万kl、6.6%減)、エクアドル(33万kl、3.4%減)となっている。
中東依存度は95.4%で、前年同月比3.7ポイント増と9か月連続で前年を上回った。
燃料油の生産は1291万kl(6.3%増)と2カ月連続で前年を上回った。油種別にみると、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリンは前年同月を下回った。
燃料油の在庫は1046万kl(5.0%増)と、10か月ぶりに前年を上回った。油種別にみると、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、A重油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、軽油は前年同月を下回った。
石油統計速報/5月の原油輸入量13.8%減、中東依存度95.3%