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大和ハウス/埼玉県坂戸市に9.2万m2のマルチ型物流施設竣工

2023年02月01日/物流施設

大和ハウス工業は2月1日、埼玉県坂戸市で、マルチテナント型物流施設「DPL坂戸II」を開発していたが、1月31日に竣工したと発表した。

<DPL坂戸IIの外観>
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<広域地図と詳細地図>
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坂戸市では、大型マルチテナント型物流施設「DPL坂戸I」(地上4階建て、延床面積17万8711m2、2020年3月竣工)をはじめ、約20.4万m2の敷地内に計5棟からなる物流施設を順次建設中だが、このたび4棟目となる「DPL坂戸II」が竣工したもの。

「DPL坂戸II」は、関越自動車道「坂戸西スマートIC」に隣接、圏央道「鶴ヶ島JCT」まで約5kmと近接。また、東北自動車道や中央自動車道へもアクセスが容易な場所に位置しているため、首都圏向けの物流集約施設としてだけではなく、中継物流施設としての機能も兼ね備えている。

「DPL坂戸II」は、地上4階建て、敷地面積4万8356.80m2、延床面積9万2638.99m2で、最大8社のテナント企業が入居できるマルチテナント型物流施設。各フロアに直接アクセスが可能なランプウェイやトラックバースを備えることで、効率的な物流オペレーションを可能にした。また、各区画には事務所を設置することができ、テナント企業の多様なニーズにも対応可能。

また、施設面では、労働環境整備の一環として、カフェテリアを2階~4階に設けたり、無人売店を設置するなど、テナント企業の従業員が働きやすい環境を整備。2023年3月より、東武東上線「坂戸駅」と同施設の間で送迎用EVバスの運行を開始するとともに、従業員約600人が雇用されることを想定し、普通車233台分の駐車場やバイク30台分、自転車85台分の駐輪場を用意した。あわせて、テナント企業の従業員を対象に、20名程度の児童の受け入れができる保育施設(運営:ママスクエア)も設け、テナント企業の雇用確保を支援する。

BCP対策として免震システムを導入し、地震発生時の揺れを抑制することで、荷物や設備へのダメージを最小限に抑えるとともに、上層階の荷崩れを防ぎ、短時間での事業再開を可能にする。また、停電による被害を最小限に抑えるため、所定の場所に電力を供給する非常用発電機(150kVA)を設けるとともに、太陽光発電システムで発電した電力を蓄電池(合計16.2kWh)に蓄えることで、災害時でも電力を確保できる体制を整えている。

<施設面での充実>
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■「DPL坂戸II」建物概要
名称:「DPL坂戸II」
所在地:埼玉県坂戸市西インター2-2-1、2-2
交通:関越自動車道「坂戸西スマートIC」隣接、東武東上線「坂戸」駅より約2km
敷地面積:4万8356.80m2 (1万4628.00坪)
建築面積:2万4375.92m2 (7373.71坪)
延床面積:9万2638.99m2 (2万8023.29坪)
賃貸面積:7万5530.38m2 (2万2847.94坪)
構造・規模:鉄筋鉄骨コンクリート造・一部鉄骨造・地上4階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:DTR2特定目的会社
設計:安藤・間
施工:大和ハウス工業
着工日:2021年7月1日
竣工日:2023年1月31日

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