LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





CRE/静岡県掛川市で大手メーカー向けBTS型物流施設を着工

2023年02月02日/物流施設

シーアールイーは2月1日、静岡県掛川市に開発する物流施設「ロジスクエア掛川」を同日に着工したと発表した。

<「ロジスクエア掛川」完成イメージ>
20230202cre21 520x299 - CRE/静岡県掛川市で大手メーカー向けBTS型物流施設を着工

ロジスクエア掛川は、国内大手メーカー向けのBTS型施設として開発。2024年1月末の竣工を目標に建設を進める。

掛川市の菖蒲ヶ池工業団地に隣接する工業地域に位置しており、東名高速道路「掛川IC」から3.7km。県道403号磐田掛川線を通じて国道1号線へアクセスし、静岡県内にくわえて関東・中部エリアへもアクセスすることができる。

また、東海道新幹線・東海道本線「掛川駅」から2.3kmに位置し、駅周辺には住宅街も形成されていることから、従業員確保の観点でも有利。掛川市海岸から10km、海抜52.8mにあり津波・高潮による被害想定外地域で、掛川層群に属する強固な岩盤地層に位置していることから、防災面でも優位性のある立地となっている。

建物は、テナント企業の要望に基づき、地上3階建て(倉庫2層)の倉庫棟と平屋建てのテント倉庫で構成。総延床面積は1万4236m2を計画している。

倉庫棟の倉庫部分では、外壁を高断熱仕様として熱負荷を低減。床荷重は1階が2.0t/m2(2.5tフォークリフト対応可)、2階が1.5t/m2(2.0tフォークリフト対応可)、有効高さは5.5m以上(一部除く)、照度は平均300ルクスを確保する。マテハンは荷物用エレベーター(積載荷重3.5t)2基とドックレベラー1基を実装する。

また、入居テナントの要望で、倉庫内空調を導入するほか、作業員用トイレを拡充するなど、より細かいニーズに沿った計画となっており、汎用性を備えると同時にさまざまな物流ニーズに対応し得る施設計画とした。

環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用。環境や省エネルギーに配慮した施設計画とし、BELS評価を取得する予定だ。また、シーアールイーとエンバイオ・ホールディングスの共同出資で2021年9月に設立したグリーン電力供給を主な事業とする新会社エンバイオ C・エナジーによる太陽光発電システムの導入が予定されており、屋根に設置する太陽光パネルで発電した自然エネルギーを同施設で自家消費する計画となっている。

■「ロジスクエア掛川」概要
所在地:静岡県掛川市高御所
敷地面積:1万6791.76m2
用途地域:工業地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:【普通倉庫】鉄骨造 地上3階建て(倉庫部分2層)
【テント倉庫】平屋建て
延床面積:1万4235.84m2(予定)
着工:2023年2月1日
竣工:2024年1月31日(予定)
設計・施工:鈴与建設

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース