トヨタ自動車は2月3日、同社トラック「ダイナ」のディーゼルエンジン搭載車において、2025年度から導入される次期重量車燃費基準に先立ち、カタログ等へ記載する燃費値については、本年4月より新しい燃費試験法（JH25モード）に基づく表示が必要となるが、この燃費表示への対応が遅れる見込みとなったと発表した。
これは、「ダイナ」のOEM供給元である日野自動車において、エンジン認証不正問題の対応による開発スケジュールの変更等により、「ダイナ」のJH25モードでの燃費測定および申請業務が遅れていることに伴うもの。
対象車種は、ダイナ2トン積系、ダイナ1トン積系のうち、GDエンジン搭載車。
今後日野において、可及的速やかにJH25モードでの燃費表示に向けた対応を進め、本年7月～8月頃をめどに対応していく見込み。トヨタ自動車としても、それまでの間は、監督省庁の指示を踏まえ、現行の重量車モードの燃費表示である旨をカタログ等に分かりやすく記載し、顧客に誤解のないよう努めるとともに、取引先に対しても混乱のないよう丁寧な対応を徹底していくとしている。
なお、このたびの燃費表示の変更は、車両自体の変更を伴うものではなく、保安基準適否および、実際の燃費性能、安全性に影響はない、としている。
