ファッションEC「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは2月22日、同社最大規模となる新たな物流拠点「ZOZOBASEつくば3」が、同21日に竣工したと発表した。今年8月に稼働開始、同11月に本格稼働開始を予定している。同施設は、今後の商品取扱高の成長を見据え開設する同社で5拠点目のZOZOBASEで、茨城県つくば市内の拠点としては3拠点目となる。
＜ZOZOBASEつくば3＞
商品の入出荷・保管機能を有する物流拠点「ZOZOBASEつくば3」は、延床面積や商品保管数などの設備能力が同社内で最大規模となる。国内初となる最新機器などの導入により自動化を推進し、既存拠点と比較して約30％の省人化を見込む。
雇用では、2023年8月の稼働開始に向けて、商品管理のアルバイトスタッフを約500名採用予定。ZOZOBASEでは、学生から60歳以上のスタッフまで、多様な人材が活躍しており、誰もが働きやすい職場環境づくりのため、従業員満足度調査や業務の改善活動、福利厚生を目的とした社内イベントなどを積極的に実施。「ZOZOBASEつくば3」でも同様に取り組んでいくとしている。
＜コンセプトの異なる2つの休憩室 1階「デニム」＞
＜5階の休憩室「プレイド」＞
また同施設では、ファッションをテーマに、コンセプトの異なる2つの休憩室を設ける。1階の休憩室は「デニム」を、5階の休憩室は「プレイド(格子柄)」をコンセプトに、それぞれ色使いや導線などに工夫を凝らすことで、働くスタッフが快適に過ごせる環境を整備する。
さらに、ZOZO本社や既存のZOZOBASEと同様、再生可能エネルギーを導入する。導入する電力は、他拠点と同様にトラッキング付・FIT非化石証書などが付与された、バイオマスや太陽光由来の実質再生可能エネルギー電力。「ZOZOBASEつくば3」は年間約662万kWhの電力使用見込みで、再生可能エネルギー導入によるCO2削減量は2961トンに相当する。
同社は今後、「企業理念である『世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。』の実現を目指し、ZOZOBASEから顧客にたくさんの笑顔を届けたい」としている。
■施設概要
名 称:プロロジスパークつくば3
所 在 地:茨城県つくば市御幸が丘34
敷地面積:約6万8500m2
延床面積:約13万7000m2(賃借エリア)
階数:地上5階建
着工:2021年9月
竣工:2023年2月
使用電力:東京電力エナジーパートナー グリーンベーシックプラン
電力種類:再生可能エネルギー由来の電力100％導入(概ねバイオマスや太陽光由来)
休憩室:株式会社乃村工藝社(デザイン・設計・施工)
