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液化水素サプライチェーンの商用化実証/受け入れ地、川崎市に

2023年03月09日/SCM・経営

NEDOのグリーンイノベーション基金事業「大規模水素サプライチェーンの構築プロジェクト」の一環として、日本水素エネルギー、岩谷産業、ENEOSは「液化水素サプライチェーンの商用化実証」に取り組んでいる。

<事業イメージ>
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現在、建設工事および実証運転の開始に向けた技術調査を実施しており、その実証地として液化水素の出荷地は豪州ビクトリア州ヘイスティングス地区、受け入れ地は川崎臨海部(神奈川県川崎市川崎区)とした。

今後、NEDO、日本水素エネルギー、岩谷産業、ENEOSは、2030年に水素供給コストでNm3(ノルマル立米)あたり30円(船上引き渡しコスト)を達成するクリーンな液化水素の海上輸送技術の確立を目指す。

さらに水素発電実証を実施する需要者や地元自治体などとも連携し、2050年までのカーボンニュートラル実現に向けて商用規模での国際的な液化水素サプライチェーンの構築に貢献していくとしている。

< AZEC官民投資フォーラム>
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なお、3月3日のアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)官民投資フォーラムにて、西村康稔経済産業大臣、石塚博昭NEDO理事長、豪州マクアリスター気候変動・エネルギー補佐大臣、豪州ヘイハースト駐日大使、豪州ビクトリア州政府パラス財務大臣の立ち会いの下、このグリーンイノベーション基金事業における商用化実証を進展させ、日豪間での国際的な液化水素サプライチェーン構築を進展させることに合意することの協力覚書が締結されている。

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