LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





オープンロジ/再配達削減へEC事業者に日時指定等呼びかけ

2023年04月06日/IT・機器

オープンロジは4月6日、国土交通省、経済産業省が2023年4月を設定した「再配達削減PR月間」に設定したことに合わせ、、再配達削減に向けてEC事業者への呼び掛けを行うことを発表した。

同社が提供する物流プラットフォーム「オープンロジ」は、倉庫をネットワーク化し、固定費ゼロ・従量課金で利用可能な物流フルフィルメントサービス。同サービスを導入・利用するEC事業者に対して、改めて配送希望日・時間帯の指定機能(無料)の利用と、販売サイトでの顧客への発送通知メールの確認の告知をするなどの再配達防止について、啓蒙を図る。

国土交通省によると、約1割にのぼる再配達を労働力に換算すると、年間約6万人のドライバーの労働力に相当するという。加えて、再配達により排出されるCO2の量は、年間でおよそ25.4万トン(2020年度国土交通省試算)と推計されており、宅配便の再配達は地球環境に対しても負荷を与えている。

また、同省の調査結果によると、再配達になった理由の32.2%が「配達日時が指定できない商品だった」、22.2%が「配達に来ることを知らなかった」というものだった。

< 物流に対する消費者意識に関するアンケート(2022年1月国土交通省実施)より抜粋>

20230406openlogi 520x221 - オープンロジ/再配達削減へEC事業者に日時指定等呼びかけ

オープンロジでは、アパレルや家具のほか、賞味期限管理や冷凍、冷蔵の温度帯での保管、梱包・配送手配が必要な食品についても日時指定機能を利用でき、管理画面上で指定することができる。また置き配が難しい食品ECにおいても日時指定をすることで再配達防止につながる、と考えている。

今後も同社は、独自のシステムと倉庫ネットワークを活用してEC事業者の拡大を物流面から強力にサポートし、物流業界全体の効率化にも貢献していくとしている。

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース