LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





トラックの長時間労働改善/簡単自己診断から解決策提示へ

2023年04月12日/CSR

厚生労働省は、同省のホームページ上に「自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト」をオープンしている。

<自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト>
20230412kousei 520x275 - トラックの長時間労働改善/簡単自己診断から解決策提示へ

2024年問題を間近に控える中、LNEWSで調査したアンケート調査でも、対策をしていない企業からは「何をすればよいか分からない」、「対策をする余裕がない」といった声が多く挙がっていた。この課題に応えるように、政府・各省庁は様々な施策を進めている最中だが、厚生労働省でも、ポータルサイトを作り、具体的な質問に応えるリーフレットやチラシ、ホームページでの展開を図っている。

厚労省のこのポータルサイトには、トラック運転者の改善基準告示に始まり、企業向けに改善事例、簡単自己診断(事業者と荷主向け各々)、情報いろいろ宝箱(事業者と荷主向け各々)、改善ハンドブック(PDF)、特別相談センターのコーナーを設けている。

このうち、事業者向けの簡単自己診断では、「労働時間削減に向けて、まずは自己診断してみよう」と呼び掛けている。簡単な質問に答えるだけで、トラック運転者の長時間労働を招いている可能性のある問題点の確認ができるもので、その問題点解決に結びつく施策候補や、その施策を実施するために荷主に協力してもらいたい内容も確認できる。

業種と品目を選択することから始まり、自己診断したい「運転時間」「荷扱い時間・付帯作業時間」「待ち時間」の中から一つを選ぶ。いくつかの質問項目がでてくるが、それにチェックするだけで、診断結果が表示される。

診断結果には、該当するにチェックした場合、潜んでいるかもしれない問題やその問題を解決する施策候補例、事業者や荷主のメリット、ルール等が詳細に表示される。

■自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト
https://driver-roudou-jikan.mhlw.go.jp/truck

関連記事

CSRに関する最新ニュース

最新ニュース