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オリックス/つくば市に3棟目、4.9万m2のマルチ型物流施設着工

2023年04月21日/物流施設

オリックス不動産は4月21日、茨城県つくば市において、マルチテナント型の物流施設「つくばロジスティクスセンター」の開発に着手したと発表した。

<「つくばロジスティクスセンター」外観イメージ>

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同物件は、圏央道「つくば中央IC」から約4.7km、常磐道「谷田部IC」から約9kmの立地で、東京都心まで車で約1時間の距離に位置する。都心への配送と北関東を中心とした関東全域への配送のどちらにも対応可能で、つくばエクスプレス線「研究学園」駅から約2km と、通勤利便性にも優れている。なお、つくば市は、34年連続で人口増が記録されるなど、日本でも有数の人口増加都市であり、入居テナント企業の雇用確保の面でも優位性が高いエリアだ。

<位置図>

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建物は、延床面積4万9530.65m2(約1万4983.02坪)、鉄骨造4階建て。募集区画は最小1万578.5m2(約3200坪)から最大4テナントの入居が可能。1階から2階にスロープを設け、1階に最大26台、2階に最大24台の大型車(10t車)が同時接車可能なバースを備える。また施設内には、入居テナント企業の従業員が昼食や休憩などに利用可能なカフェラウンジを用意し、施設で働く人々の職場環境の向上に貢献する。

<カフェラウンジ(イメージ)>

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屋上には太陽光発電設備を設置するほか、天候の影響や夜間など発電量が不足する場合にもオリックスより非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給することで、入居テナント企業は 100%再生可能エネルギー由来の電力を利用できる。

<スキーム図>

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オリックスグループは、東名阪を中心に47物件の物流施設の投資開発実績を有し、茨城県内では「守谷ロジスティクスセンター」「守谷IIロジスティクスセンター」に続く、3棟目の開発となる。同社は今後も、進化するサプライチェーン戦略や、環境に配慮した施設の開発を目指していくとしている。

■施設概要
名称:つくばロジスティクスセンター
所在地:茨城県つくば市東光台 5-3-11他(地番)
交通手段:首都圏中央連絡自動車道「つくば中央 IC」から約4.7km
常磐自動車道「谷田部 IC」から約 9km
つくばエクスプレス線「研究学園」駅から約 2km
路線バス(つくば市コミュニティ)「東光台体育館」バス停から約30m(徒歩約1分)
敷地面積:2万3800.11m2(約7199.53坪)
延床面積:4万9530.65m2(約1万4983.02坪)
規模・構造:地上4階建て、鉄骨造
駐車場台数:普通車199台(軽車両専用駐車場1台含む)、大型トラック待機場10台
その他:トラックバース56台(50台:10t車、6台:4t車)、床荷重 1.5t/m2、梁下有効高:5.5m以上、全館 LED 完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車(EV)充電スタンド4基設置
設計:西松建設
施工:西松建設
着工:2023年4月3日
竣工:2024年8月(予定)

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