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ニトリHD/販管費の内、発送配達費が51.3%増と大きな伸び

2023年05月09日/決算

ニトリホールディングスが5月9日に発表した2023年3月期決算によると売上高9480億9400万円(前年同期比16.8%増)、営業利益1400億7600万円(1.3%増)、経常利益1440億8500万円(1.6%増)、親会社に帰属する当期純利益951億2900万円(1.6%増)となった。

同社が発表した販管費によると、人件費が1021億円と前期比12.3%増、賃借料が517億円と前期比11.3%増、発送配達費が379億円と前期比51.3%増となり、物流費の伸びが販管費の中で最も大きな伸びとなっている。

なお、同社は物流施策として、川上から川下までの物流機能の全体最適の実現を目的とした物流戦略プロジェクトを推進している。その第一弾として、石狩DC(北海道石狩市)を2022年5月に竣工し、9月より北海道内への商品供給を開始した。また、11月に竣工した神戸DCは、2023年3月より関西圏への商品供給を開始した。

さらに、次年度以降の稼働を計画している名古屋DCを2022年7月に、幸手DC(埼玉県幸手市)を8月に、それぞれ着工している。内製化による効率化を進めているラストワンマイルの配送網の整備においては、従前より東京23区を中心とした地域でワンマン配送を行っていたが、その対象地域を関西圏にも拡大し、物流コストの抑制と配送の効率化を進めている。

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