明治は6月13日、2023年8月1日出荷分および9月中旬出荷分より順次、ヨーグルト、牛乳・飲料の価格改定および内容量変更を実施すると発表した。
対象商品は、ヨーグルト29品、牛乳・飲料11品、合計40品。2023年8月1日出荷分よりヨーグルト・牛乳・飲料23品を対象に、出荷価格を約1～11％改定。また、同9月中旬出荷分から順次、ヨーグルト17品を対象に、内容料が約5％減となる。
現在、飼料価格の高騰などにより生乳生産コストは上昇しており、国内生乳生産者の経営は厳しい状況となっている。こうしたなか、同社は国内生乳生産者の経営状況を改善するとともに、生乳生産基盤を維持し、今後も牛乳・乳製品の安定供給をおこなっていくため、全国の指定生乳生産者団体と2023年8月1日より生乳取引価格を引き上げることで合意した。
また、世界的な需要拡大などの影響により、海外乳原料、油脂といった原材料価格は引き続き上昇している。さらに、原油価格高騰の影響による物流コストや包装材価格の上昇に加え、エネルギーコストなどの諸経費も高止まりの状態が続いている。
同社は、これらのコスト上昇を吸収すべくさまざまな対策を講じてきたが、現状の価格による販売の継続が難しい状況となったため、このほど価格改定および内容量変更を実施することとなった。
