川崎汽船は6月16日、シンガポールにK LINE MARINE & ENERGY PTE. LTD.(KME)を6月7日に設立したと発表した。
同社は、昨年5月に高品質な船舶管理サービスの提供と、地域に根付いた顧客密着型のサポート体制の確立、また新燃料への対応など多様化するニーズに応えるため、シンガポールに新会社を設立し、船舶管理会社を含めた海技組織・人材・拠点のグローバルな安全・品質管理体制の強化を図ってきた。
このたび、新たな組織強化策として、KMEを設立し、現在、東京本社で担っている船舶の安全・品質管理や新燃料、新技術に対応できる船員の確保、養成などの機能を移管し、海技を含む安全・品質管理のグローバル体制のさらなる強化を推進する。また、KMEは、LNG船、油槽船、カーボンニュートラル関連船（新燃料供給、液化CO2輸送船等）といったエネルギー資源輸送事業のコマーシャル拠点としても機能していく。
同社は、アジア地域を今後の成長市場の一つと捉えており、特にシンガポールは、多くの資源メジャーが拠点を設置し、ビジネスや情報が集積する地であり、顧客のニーズに応え、ビジネス拡大を目指す上で、重要な拠点となっている。
■新会社の概要
会社名：K LINE MARINE & ENERGY PTE. LTD.
本社所在地：シンガポール
設立年月日：2023年6月７日
事業開始日：2023年8月1日（予定）
株主：同社100％
