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JR貨物とNPP/貨物駅でパレットのレンタル・返却サービス開始

2023年06月23日/3PL・物流企業

日本貨物鉄道(JR貨物)と日本パレットプール(NPP)は6月23日、貨物駅構内等に設置するパレットデポでパレットのレンタル・返却ができるレンタルパレットサービス「駅パレ」を開始すると発表した。

<「駅パレ」の利用イメージ>
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同サービスは、NPPが主体となって提供する。取り扱うパレットは11型パレット(1100mm×1100mm)。当初は全国13の貨物駅で提供し、顧客の要望に応じて提供駅を拡大していく方針だ。

通常、パレットをレンタルする場合は利用者がパレットレンタル事業者のデポに立ち寄り、パレットを引き取る必要があるが、「駅パレ」では集貨・配達に合わせて貨物駅構内等でパレットをレンタル・返却できるため、パレット利用に係る手間・コストの低減が図られ、効率的な物流体系の構築が可能になる。

JR貨物とNPPは、「駅パレ」の提供によって一貫パレチゼーションと貨物鉄道輸送へのモーダルシフトを加速させる狙い。

これにより、バラ積み貨物のパレット化による緊締車の有効利用、パレット荷役化による荷役作業の省力化、荷役作業時間の削減、集荷・配達能力の向上、鉄道利用の促進、モーダルシフトによる長距離トラック運行回数の削減、物流分野の働き方改革の実現および労働力不足の改善を図り、2024年問題の解決に向けて物流生産性を向上させる。

また、使い捨てパレットからレンタルパレットへの転換による循環型社会の実現や、モーダルシフトによる温室効果ガス排出量の削減により、グリーン物流の実現を目指す。

<「駅パレ」設置の貨物駅と問い合わせ先>
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