センコーグループホールディングス(GHD)は7月19日、同社の傘下にあるセンコー商事が、日刊自動車新聞社主催の「36th 日刊自動車新聞用品大賞2023」において「大型車用品部門賞」を受賞したと発表した。
<表彰式の様子、中央がセンコー商事 新規事業開発部 新本哲也部長>
受賞したのは、カーメイトとセンコー商事が共同開発したトラックの退突を防止するシステム「ミリ波退突センサー」。同社によると、トラックなどの大型業務用車両は、後退時の対物事故が多いという。修理や保証に多大な費用がかかるが、現在流通している対策機器では、映像確認時のタイムラグや、小さな看板や動く物への感知に課題があった。
センコー商事は、約3年にわたりカーメイトと共同で「近接ミリ波センサー」を採用することでこれらの課題解決に取り組み、今年3月から実用化に至った。現在センコーグループでは物流事業の各拠点で同システムの導入を進めており、今後も物流業界におけるトラックの後退衝突事故の防止に貢献していくとしている。
同賞は、1987年に創設。自動車ユーザーに多彩で充実したカーライフを提案するとともに、カー用品の販売促進と業界発展に寄与することを目的に表彰するもの。今年で36回目を迎える。