キユーソー流通システムは8月29日、三菱食品と両社の主に食品を対象とした物流事業の一部を統合し、同社及び三菱食品を出資者とする合弁会社へ会社分割により承継させることに関し、統合契約及び合弁契約を締結し、業務提携を行うと発表した。
同社グループは、「徹底力で体質強化」をテーマに、第７次中期経営計画（2022年11月期から2024年11月期）を推進し、基本方針に「機能の強化」「環境変化への対応」を掲げている。
三菱食品は、「食のビジネスを通じて持続可能な社会の実現に貢献する」をパーパスに掲げ、強靭で持続可能なサプライチェーンの構築をめざしている。
物流クライシスが懸念される「2024 年問題」、並びにサステナビリティの実現に向けた対応が求められる中、物流事業会社と卸事業会社という異なる立場の両社が、従来の受委託の関係性を飛び越え、パートナーとして手を取り合い、食品の物流に関する知見・経験を掛け合わせることで、様々な新しい価値を生み出すことを目的としている。
同社及び三菱食品は、今後も成長が期待される主に食品を対象とした首都圏エリアの低温物流の分野において、提携、協力して物流事業を共同推進していく。
統合の方式は、三菱食品が100％子会社として設立した準備会社（「当該準備会社）を吸収分割承継会社とし、同社及び三菱食品をそれぞれ吸収分割会社とする簡易吸収分割（本会社分割）となる。
分割する部門の事業内容は主に首都圏における低温物流事業。この統合が同社の連結総資産の減少額がその直前事業年度の末日における純資産額の10％未満、かつ、売上高の減少額がその直前事業年度の売上高の３％未満であると見込まれる会社分割となる。
■承継会社（合弁会社）の概要
名称：エル・プラットフォーム
所在地：未定
資本金：1000万円
設立年月日：2023年10月２日（予定）
決算期：3月31日
純資産：未定
総資産：未定
出資比率：三菱食品：75％、当社：25％（予定）
