川崎汽船は8月31日、神奈川県横浜市の森村学園中等部が第2学年で取り組んでいる「キャリア学習」に協力し、中等部2年生9名の企業訪問を受け入れたと発表した。
＜研修所での研修の様子＞
同校では、生徒のキャリア教育および社会性の育成のため、夏休みに近隣や保護者が勤務する企業、団体などへの訪問を実施しており、同校の所在する横浜市緑区と隣接する東京都町田市に研修所を置く同社も、その趣旨に賛同して協力したもの。
今回の企業訪問では、船員という職業体験に主眼を置き、町田研修所において、この研修所に勤務する航海士、機関士より説明を受けた後、操船シミュレータを用いて東京湾の操船体験を行ったほか、タービン機関シミュレータのデモ体験、機器の模型を使った分解作業などを行った。
今回研修所に来所された9名には、普段あまり接する機会のない船員という職業の特殊性や社会的使命、実際の業務内容について理解を深めてもらった。
今後も同社は、今回の様な企業訪問などを通じて、地域社会へ貢献していくとしている。
